あなたは書店で見て買う派?それともネット注文派?~書店で失敗しない本選び~
ふっちーこと渕上です♪
近年、amazonなどネットで本を注文する時代になってきていますね。
注文したらその日のうちに届けてくれるサービスもあります。本当にすごい時代です。
ただ、「実際に書店に行って、実物を見てみたい!手に取ってから決めたい!」という方も多いのでは?
私もその一人です。
書店に足を運ぶと心を掴まれるようなフレーズ、視覚で楽しませてくれる陳列やポップが目に付いて、今でも行くだけで気分が上がります。
自分も実際にたくさんの本を購入してきて、今回は書店で本を選ぶ際のポイントについて書店側の目線を交えて書いていこうと思います。
書店で大事にしているのは商品の陳列です。これによって大きく売れ行きは変わります。
その陳列方法は大きく5パターンあります。
1、平積み
表紙を上にして陳列する方法で、ベストセラーや新刊など、よく売れる商品が中心。
まず書店に入るとこのコーナーが目に付きますよね。
通常、2週間は陳列されるようですが、基本的には本の売れ行き次第。
日々購買に結びつけば陳列期間は長くなる傾向にあり、ずっと平積みされている本は売れ続けている本ということになります。
2、面陳列
表紙を見せて陳列することです。書店員の方のオススメ商品が多いようです。
人の目線の高さの近くに置かれることが多く、パッと目についたり、装飾されて目立つため、手に取りやすくなっています。
表紙や説明書き、帯を見てどんな本かを想像しますよね。
3、棚差し(背差し)
背表紙を見せて陳列する方法です。定番商品が中心。
気に入った著者の方の他の作品を探したり、背表紙だけが目に入ってくるので、シンプルにタイトルだけで面白そうかどうか吟味できます。
4、複数箇所陳列
一つの本を色々なコーナーで陳列する方法。
その書店でイチ押しとなる本が中心です。
スーパーのお菓子でいうと、レジ前と通常の陳列棚と2つに置かれたりしていますよね。
5、多面陳列
一つの本の複数面を見せて展示する陳列です。
仕掛け販売といわれ圧倒的に目立たせたい本が中心です。
この多面陳列は、芸術作品のようにきれいな陳列方法です。
以上、陳列の仕方についてでしたが、
他にも気になることが、メディアでも取り上げられて、最近よく耳にする本屋大賞です。
これは全国の書店員がいちばん売りたい本を、投票によって選ぶ賞として創設されています。
出版の市場は書籍、雑誌とも年々縮小傾向にありますが、一方で出版点数だけは年間7万冊と年々増え続けています。
一般人にとっても膨大な新刊書籍の中でどの本を読んだらいいのか、出版社の一方的な情報だけでは判断できにくい状況にあります。
そこで個々の書店員が有志のボランティアで書籍の情報発信を始めたことがきっかけで創設されました。
買い手側としてはせっかく購入するなら良本に出会いたいですもんね。
また、調べていて驚いたことが、本屋で購入する約80%が「衝動買い」です。
棚作りの上手な書店では、どんな本同士を隣りに並べると読者の欲求に答えられるか、わかっているそうです。これは単純にすごい!
潜在的に欲しかったものを「こんな本に私は出会いたかったんだ!」と気づいて手に取れるような棚作りをする店舗に人気が集まります。
こうして見ていくと、書店側の見え方もわかってまた店舗に足を運ぶのが楽しくなってきますね。
それぞれの特徴を挙げていきましたが、
当然、書店も狙いがあり、売りたい本、本当にいい本、様々だと思うので、以上のようなことを踏まえて足を運んでみると、普段とは違った本が目につくのではないでしょうか。
最後になりますが、本の出会いはいい言葉、格言との出会いでもあります。
格言をまとめたインスタもやっていますのでご紹介します。
いい言葉をたくさん浴びる習慣として、これからも読書への時間配分を大事にします。