渕上瑞樹の気になるガジェット

ちょっと面白い、ちょっと気になる、プチ自慢できるような小物・ガジェットを紹介

時代を勝ち抜くために自分だけの武器を身につける~僕は君たちに武器を配りたいを読んで~

ふっちーこと、渕上です♪

先日の「10年後の仕事図鑑」のブログで現在の仕事について書かせて頂きました。

こちらの本も非常に興味深かったのでご紹介します。

 

 

僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

 

 

瀧本哲史さんは、経営コンサルタント、投資家で、マッキンゼーコンサルティングに従事した経験があります。

現在は京大にて教育、研究、産官学連携活動を行っています。

 

資本主義社会で生き残るための教訓を「武器」と表現しており、時代の最先端で物事を見てきたからこそ、これからを生きぬヒントが書かれていました。

 

私は両親から言われてきた、「良い大学に入り、良い会社に入れば、人生は安定する」という教育を信じてきましたが、今の時代はそれが崩れ去りつつあります。

 

そんな時代でコモディティ化という現象が起きていると言います。

コモディティ化とは商品の差が無くなり、消費者にとってはどのメーカーのどの商品を買っても大差がない、均質化している状態を指しています。

それは雇用に関しても同じことが言えます。

 

「これまでの「人材マーケット」では、資格やTOEICの点数といった、客観的に数値で測定できる指標が重視されてきた。だが、そうした数値は、極端に言えば工業製品のスペックと何も変わりがない。同じ数値であれば、企業側は安く使えるほうを採用するに決まっている。」

 

同じ能力であれば日本人より海外の方を安く雇用することも可能な時代ですし、AIの台頭でより競争が激化していくことが予想できます。

そのコモディティ化していく世の中で著者が出している答えがこちらです。

 

「「スペシャリティ(speciality)」になることだ。スペシャリティとは、専門性、特殊性、特色などを意味する英語だが、要するに「ほかの人には変えられない、唯一の人物(とその仕事)」「他のものでは代替することができない。唯一のもの」のことである。」


つまり「他の人で代替できない人間になりなさい」ということで、
それは自分を魅力のある他にない個性をもった商品に磨きあげることに繋がります。
自身に投資をして、商品価値を上げること、まず色々な経験を積むことが重要だと述べています。

 

「苦労は買ってでもしろ」と言いますが、なにより経験をすることが代替えできない価値を作り上げていくと確信しているので、今日も足を動かすことを大事にします。